リユース式のガラス瓶

2011-12-30

たぶんこれが、究極の環境調和型容器だろう。たとえばデンマークやスウェーデンなど環境先進国では、ガラス瓶の規格が決まっていて、ミネラルウォーターもジュースもコーラも、同じ瓶(共通瓶)に入れる。共通瓶はたいてい無色のガラス製で、それなら、容器のリユースもしやすい。かたや日本のガラス瓶は、商品の特徴を出すためだろうが、製品ごとにさまざまな形と色をもつ。だからリユースするには、まったく同じ瓶だけ集めることになり、それはたいへん難しい。共通瓶という制限を設けながら、ラベルや包装を丁夫して特徴を出し、その範囲内で商品が勝負している北欧と、そのような制限を嫌い、自由競争をよしとする日本と米国。この差は今後どう変質していくのだろうか。おそらく日本という国は、二〇〇二年六月に京都議定書を推進したことにより、どちらかといえば北欧的な側の姿に移行していかざるをえないように思える。いま使われている飲料容器をすべてガラスのリターナブル瓶に切り替えた場合、どれくらいの二酸化炭素排出削減になるかを試算した例がある。それによると、八〇万トン近い二酸化炭素の排出削減が期待できる。それほど大量ではないものの、廃棄物の減少など、付随効果か期待できよう。