ヘアメイクの仕事の範躊

2011-04-21

変わったところでは「血のり」や「血飛沫」も作りました。時間の経った血液は黒く変色します。黒い血のりを作るのに、黒いシャドウを混ぜてみたけれど、きれいに混ざらなくて使えない。監督から「タバコの吸殻を混ぜるといい」と言われて、吸殻入れから吸殻を集めて混ぜてみたら、確かにきれいに黒い血のりができた。でも待てよと思いました。人の肌につけるのに、吸殻を混ぜたものはよくないのではないか。要は灰を混ぜればいいのだから、人体に無害な灰を探せばいい。そこで思いついたのが藁を燃やしたもの。地方に出向いて稲刈りが終わった田んぼに行き、燃やした稲藁の灰を持ち帰って血のりに混ぜてみました。できばえは上々。肌にもよい黒い血のりの誕生です。血飛沫も、簡単なものはヘアメイクの担当になります。たとえば、雪の上にバッと散った血飛沫、血飛沫の飛んだ顔というのもヘアメイクの仕事の範躊です。