丹後の木材生産量は、年間約六千立方メートル。京都府綾部市の京都丹州木材市場や京都木材加工センター、兵庫県の木材市場に出荷されています。現在でも木炭や竹炭は生産されており、最近はキノコや山菜、花木をはじめ山の旬の幸を活かした経営が展開されています。また、丹後縦貫林道では林業振興とあわせて大型車両の乗り入れができる交通ネットワーク化や自然を活用した観光ルートを目指すためのリフレッシュ整備が進められています。丹後の水産業丹後半島の先端、経ヶ岬以東から若狭湾西部へ続くリアス式の海岸線は、舞鶴湾、宮津湾、伊根湾など自然の良港に恵まれています。日本海の丹後沖合いには暖流に乗ってきた回遊魚群、その暖流の下層水域には、ズワイガニやカレイなどが生息しています。この好漁場を利用して、丹後では古くから定置網漁業が行われてきました。平野古墳(須田)は、六世紀中ごろの築造と考えられている円墳です。湯舟坂二号墳と同じように、丹後地方では規模の大きい横穴式石室を持つ古墳です。平野古墳丹後の銅鐸丹後地域は銅鐸の出土例が多く、これまでに七つの銅鐸梅林寺銅鐸(京都国立博物館蔵)が出土しています。舞鶴市の匂ヶ崎銅鐸二個、宮津市の由良銅鐸二個(所在不明)、与謝野町三河内の銅鐸二例(梅林寺銅鐸一個のみ現存)、そして与謝野町明石の須代銅鐸一個です。銅鐸は吊り鐘形で、中に舌と呼ばれる棒が吊してありま宋古式の銅鐸は、この舌を揺り鳴らして音を出す「聞く銅鐸」でしたが、次第に装飾性が増し、「見る銅鐸」へと変わっていきました。現存する四個のうち、「聞く銅鐸」は、身に流水文、鉦(吊り手部分)に渦巻文と魚の文様が描かれた須代銅鐸です残りの三個はいずれも「見る銅鐸」で犬梅林寺銅鐸(袈裟棒文銅鐸・比丘尼城鐸ともいう)は、大小二個出土し、一つは梅林寺の吊り鐘を作るために鋳つぶしたと伝えられています。残る一つは高さ一○七メートルと大型で、鉦の外縁に発達した二頭渦文飾り耳を持ちます。装飾性の高い弥生時代後期の銅鐸です。
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