バストはセクシャリティのシンボル

2010-11-02

もともと日本では、着物を着こなすのに大きな胸はむしろ邪魔で、バストは押さえつけられていましたから、女性の魅力としてバストを意識したり、強調するという発想はあまりありませんでした。江戸時代の浮世絵でもバストが見えることには無頓着で、セックスシンボルというとらえ方はされていなかったようです。戦前に登場したブラジャーは、今のようにバストを美しく支えるものとしてではなく、女性が動きやすいように胸を押さえるものとして考案されたもので、当時の日本では「乳押さえ」と呼ばれていました。日本の女性たちがバストを意識するようになっだのは、本格的に洋服を着るようになった戦後からです。戦後の食糧難を乗り越え、暮らしが落ちついてきた1950年代から、人々の目は服装に注がれるようになり、女らしさやエレガンスさへの憧れが強くなりました。バストがセクシャリティのシンボルとして、見直されるようになってきたのです。