商品開発力やブランドカ

2011-02-17

国外生産基地として、東欧、トルコ圏、アジアなどがある。アパレル企業も商品開発力やブランドカを高めて、積極的に世界進出を図る戦略をとっている。ドイツと対照的なのがイタリアのアパレル産業の動きである。イタリアでは、アパレルを含むファッション産業が依然健在であり、製造業総出荷額の約13%(先進国では通常4、5%)を占める基幹産業の地位を維持している。イタリアのファッション産業(繊維、アパレル、靴を含む)は、約7万5000社の企業があり、従業員数は約88万人。これは製造業の総従業員数の15%を超える。ファッション産業が健在な要因は大きく二つある。一つはリラ安による輸出競争力を生かした世界市場への積極的な進出である。イタリア貿易振興会(ICE)を中心に販売促進活動は活発である。二つは中高級品生産に適した生産システムである。圧倒的に中小企業が多い産業構造だが、素材産業が発達していることに加えて、婦人服、紳士服、ニットなどの産地を形成して職人技術を生かした多品種小ロット生産を行なっている。