外断熱工法は、外装材と断熱材のあいだに通気層のあるものとないもの、断熱材の材質が繊維系か発泡系かにより分けられます(細かい分類や工法の詳細については巻末の「資料編」参照)。外装材の違いによって、迦気層のある外断熱を「乾式通気層工法」、通気層のない外断熱を「湿式密着工法」「乾式密着工法」と呼んでいます。日本では乾式通気層工法で本格的な外断熱マンション建設がスタートしましたが、外断熱先進国のドイツでは通気層のない湿式外断熱工法(ドイツでの名称は「複合断熱システム」)が一般に普及しています。湿式密着工法は「外断熱への改修に都合が良い」「コストがおさえられる」などのメリットがあります。逆に考慮すべき点もあります。同時打ち込みの場合は、外装面の水蒸気処理や断熱材の厚さの確保が必要であり、コンクリートの状態を確認できないことです。しかし、一定レベルで建てられたものであれば居住性能において十分に満足できる建物になります。