雌が雄より大きく成長するカニ

2010-11-16

ズワイガニのカップリングとは、向かい合った雌雄が交尾に入る前に、雄がハサミで雌をはさみ、その刺激で雌の脱皮ホルモンが分泌され、脱皮を促す行為のこと。水槽での観察によると、数日間カップリングしたまま、確実に交尾する機会を逃すまいと、「どの個体も自分の遺伝子コピーを最大限残すために闘う」。生態学の分野で云う「交尾前繁殖戦略」。やわらかく云えば、雌ガ二が雄ガニと意気投合したとき、脱皮して花嫁衣装に衣替えすること。花嫁衣装に着替えると、雌ガニは一生二度と脱皮をしない。したがって、成長はその甲羅の大きさまで。一説によると、最後の脱皮以後は雌ガニはもっぱら次の世代作りにエネルギーを注ぎ、雄のように体を大きく成長させないのだと云う。力二の仲問では珍しいが、大量の子供を産むために雌が雄より大きく成長するカニもいる。これも理にかなった説である。